引越し荷造りが終わらない原因と3つの対処法｜プロが教える荷造りのコツ！

「急な引越しで荷造りが間に合わない」「仕事や育児が忙しくて荷造りが進まない」「荷物の量が多すぎる」など、荷造りが終わらない原因はいくつかあります。

引越し当日までに荷造りが終わっていないと、最悪の場合、引越しがキャンセルになる恐れや、追加の梱包費用が必要になる場合があります。また、徹夜で作業して、引越し当日クタクタになっている方も多いので要注意です。

この記事では、荷造りが終わらないときのトラブルや対処法、荷造りのコツを解説します。この記事を参考にすれば、荷造りを効率的に進められるようになり、無駄な出費や引越しのストレスを軽減できます。

引越し荷造りが終わっていない場合のトラブル

引越し当日までに荷造りが終わっていないと、下記のようなトラブルが発生する可能性があります。

引越し荷造りが終わっていない場合、荷物の損傷や引越し作業の遅延、追加料金の発生など、さまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。このようなトラブルを防ぐためには、事前に十分な時間を確保し、荷造りを計画的に完了させることが重要です。

引越しがキャンセルになる

引越し当日、あまりにも荷造りができていない場合、引越しがキャンセルになる可能性があります。なぜなら、国土交通省が定めている標準引越運送約款では、「荷送人は引越しの当日までに荷造りを完了させる義務がある」と定められているからです。

荷造りができていないことで引越しがキャンセルになった場合でも、キャンセル料が発生してしまうので注意しましょう。

引越し前々日のキャンセルまたは延期	引越し料金（運賃および料金）の20%以内
引越し前日のキャンセルまたは延期	引越し料金（運賃および料金）の30%以内
引越し当日のキャンセルまたは延期	引越し料金（運賃および料金）の50%以内

引越し当日のキャンセル料は、引越し料金の50％以内と高額です。引越しのキャンセルや日程の変更は、キャンセル料のかからない、引越し日の3日前までに行いましょう。

追加の梱包費用がかかる

引越し荷造りは、荷物の破損や紛失を防ぐために行う重要な作業です。荷造りができていないと、引越し業者が追加の梱包費用を請求する可能性があります。

引越し業者によっては、荷造りが不十分な場合でもサービスで梱包作業を手伝ったり、運べる荷物から積み込みを開始し、荷造りする時間をくれたりします。ただし、あまりにも荷造りができていない状況だと、追加の梱包費用が発生する可能性が高いです。

荷造り状況	費用
荷造りが終わっている	追加費用なし
荷造りが不十分	追加の費用が発生する可能性がある
荷造りができていない	追加の梱包費用が発生する可能性が高い

荷造りが不十分だと、荷物の破損や紛失のリスクが高まるため注意しましょう。

引越し荷造りが終わらないときの対処法

引越し荷造りが終わらないときの対処法は下記3つです。

荷造りが終わらない場合は、引越し業者に迅速に連絡し、追加の梱包サービスを依頼することが効果的な対処法です。これにより、引越しのスケジュールを守り、引越し作業がスムーズに進行する可能性が高まります。

業者に相談して日程を変更してもらう

荷造りが終わらない場合は、業者に連絡して引越しの日程を変更してもらうことが最善の方法です。

引越しは計画的に行うのが重要ですが、予期せぬ事情で荷造りが終わらない場合もあります。引越し業者に早めに連絡をして日程を変更することで、無理なく荷造りを進めることが可能です。

引越し業者の荷造りサービスを利用する

引越し業者の荷造りサービスは、引越し日までの時間が限られている、または荷造りに自信がない人にとって非常に役立つサービスです。プロの技術で効率的に荷造りを行い、時間と労力を大幅に節約できます。また、荷物を適切に保護してくれるため安心です。

荷物を仕分けせずにダンボールに詰める

荷物を仕分けせずにダンボールに詰めると、短期間で荷造りを完了させることが可能です。ただし、仕分けをせずに荷造りをすると、下記のようなリスクがあります。

荷物を仕分けせずにダンボールに詰めると、引越し先での整理が大変です。また、荷物の状態を把握できず、必要なものがすぐに見つからない可能性があります。

荷物を仕分けせずにダンボールに詰めるという方法は、一時的には時間を節約できますが、長期的には効率的ではありません。

引越し荷造りの理想的なスケジュール

引越し荷造りの理想的なスケジュールは下記の通りです。引越し日の1か月前から始め、段階的に荷造りを進めることが重要です。

段階的に荷造りを進めることで、引越しのストレスを減らし、忘れ物やトラブルのリスクを低減できます。上記のスケジュールは一例ですが、個々の生活状況や荷物の量に応じて調整しましょう。

引越し荷造りにかかる時間の目安

一般的な目安として、単身分の荷造りにかかる時間は1週間～2週間。家族分の荷造りにかかる時間は2週間～3週間程度です。荷造りの手伝いをできる人が多いほど、荷造りにかかる時間は短縮できます。

荷造りを終えるまでの時間は、下記の要因によって異なります。

引越し荷造りに必要な資材

引越しの荷造りに必要な資材は下記の通りです。業者から用意されない資材は、ホームセンターやインターネット、100均などで揃えましょう。

必要な資材	資材の用途	必要数	入手先
ダンボール	荷物の梱包	【単身】…小10枚/大10枚 【家族】…小30枚/大40枚	・引越し業者 ・ホームセンター ・インターネット
テープ類	ダンボールの組み立て 荷物の固定	1個～2個	・引越し業者 ・ホームセンター ・インターネット ・100均
梱包用紙	割れ物の梱包 隙間を埋める緩衝材	100枚～200枚	・引越し業者 ・インターネット
エアキャップ	割れ物・精密機器の梱包	1本	・ホームセンター ・インターネット
はさみ・カッター	ダンボールやテープ、エアキャップを切る用	1個	・ホームセンター ・100均
布団袋	布団の梱包	2つ～5つ	・引越し業者
ふとん圧縮袋	収納したままの布団の梱包	1つ～3つ	・ホームセンター ・インターネット ・100均
ビニール袋	調味料や洗剤の梱包	10枚～20枚	・ホームセンター ・100均
ビニールひも・ハンディラップ	細長い荷物をまとめる	1個	・ホームセンター ・100均
油性マジック	ダンボールに行き先を記入	1本～2本	・100均
運搬作業用手袋	荷物の運搬・ケガ防止	1セット	・ワークマン ・ホームセンター ・100均
ハンガーボックス	ハンガーに掛かった服の梱包	3本～6本	・引越し業者

≫荷造りに必要な資材の詳細はコチラ

ダンボールが足りなくなった場合の対処法

荷造りの途中でダンボールが足りなくなった場合は、下記の方法でダンボールを入手できます。

多くの引越し業者は追加のダンボールを提供しています。無料で追加のダンボールをもらえる場合もあるため、まずは引越し業者に連絡してみるのが良いでしょう。

引越し荷造りのコツ

荷造りをスムーズに行うためのコツは下記3つです。

不要なものを処分しておく

荷造りを始める前に全ての部屋を確認し、下記のようなものがないか確認してみましょう。

「1年以上使っていないものは処分する」など、自分の中でルールを決めてから不用品の処分に取り掛かるのがオススメです。荷物が少なくなれば梱包する手間が減り、荷造りがスムーズに進みます。

不要なものを処分するメリット

不要なものを処分しておくメリットは下記3つです。

不要な衣類や家具はリサイクルショップに売るか、寄付できます。粗大ゴミを自治体で処分する場合は、事前に申込みが必要です。

使わないものから梱包を始める

荷物の梱包をするときは、下記のものから順番に梱包していくとスムーズです。普段よく使っているものを始めに梱包してしまうと、取り出したくなったときに探すのが困難になってしまうので注意しましょう。

衣類や靴などの軽いものは大きいダンボールに詰め、食器や本などの重たいものは小さいダンボールに詰めるのがポイントです。自分で持ち上げられる重量を目安に梱包しましょう。

引越し業者が用意する梱包資材を活用する

大手引越し業者のほとんどが、再利用可能な梱包資材を用紙しています。下記のような資材を利用すれば、梱包時間を短縮できるだけでなく、資材ゴミの削減にも効果的です。業者によって用意している資材が異なるため、見積もり時に確認しておきましょう。

ハンガーボックス

ハンガーに掛かった服をそのまま梱包できる「ハンガーボックス」。ハンガーボックスを使えば、服を梱包する手間が省け、スーツやコートなどもシワなくキレイに運べます。

食器ケース

食器をそのまま梱包できる「食器ケース」。紙の資材で梱包する必要がないため、梱包する手間が省け、荷造りの時間短縮につながります。引越し後に資材のゴミがでないのも大きなポイントです。

シューズケース

靴をそのまま梱包できる「シューズケース」。靴をそのままケースの仕切りに入れるだけなので、靴が動いたり形が崩れたりする心配がありません。

引越し業者に荷造りを依頼して負担を減らす

引越しするまでの間は、手続きや新生活の準備で忙しい日々が続きます。さらには仕事や育児で荷造りの時間を取れない人も多いでしょう。そんなときは、荷造りを業者に依頼するのがオススメです。荷造りを業者に依頼するメリットは下記3つ。

荷造りに3週間かかるような荷量でも、プロにかかれば1～2日程度で荷造りが終わります。引越し前日までは、普段と変わらない生活を送れるというメリットがあり、子育てや仕事で忙しい方にオススメです。プロの梱包技術で荷物が安全に運べるのも大きなポイント。

大手引越し業者の荷造り・荷ほどきプラン例

ここでは、大手引越し業者3社の荷造り・荷ほどきプランについて紹介します。業者選びで悩んでいる人は参考にしてください。今回紹介する3社は下記の通りです。

会社名	対応エリア	おまかせプラン	選べるオプション	無料サービス・特典	評価 ※参考：引越し侍	公式サイト
アート引越センター	全国	・フルコース （梱包＋開梱） ・ハーフコース （梱包のみ）	・各種電気工事 ・エアコンクリーニング ・暮らしのお手伝いアートエプロンサービス ・ハウスクリーニング+ハウスコーティング ・アートの新居の除菌サービス ・アートのプロセブン ・アートのカーボンシート敷き込み ・ピアノ・特殊品の移動・搬送 ・ピアノ調律 ・車両陸送 ・一時預かりサービス	・家具クリーンサービス ・クリーンソックスサービス ・ふたつよろしくサービス ・引越し待ち割キャンペーン ・引越し料金30％OFFキャンペーン ・ミニオン・トラック、収納BOXキャンペーン ・フリー便	（4.33/5.0）	公式サイトを見る
アーク引越センター	全国	・フルフルプラン （梱包+開梱） ・通常プラン （梱包のみ）	・電気工事 ・ホームクリーニング ・ピアノ運送・調律 ・自動車陸送 ・ペット輸送 ・荷物の一時保管	・ダンボール最大50枚無料 ・ふくろ袋最大2枚無料 ・ハンガーボックス最大5コ無料（レンタル） ・毎月1日～20日特別割引（土日祝、繁忙期を除く）	（4.40/5.0）	公式サイトを見る
サカイ引越センター	全国	・プレミアムプラン （梱包+開梱+新居の清掃） ・フルサービスプラン （梱包+開梱） ・スタンダードプラン （梱包のみ）	・エアコンなどの電気工事 ・不用品買取サービス ・思い出お引越サービス ・ハウスクリーニング ・ピアノ運送 ・車両陸送 ・不用品処分 ・資材回収 ・耐震グッズの施工	・お引越資材無料サービス ・訪問見積もりでお米プレゼント ・抽選で1000ポイントプレゼント中 ・お引越ご紹介キャンペーン ・ポイント獲得キャンペーン	（4.39/5.0）	公式サイトを見る

荷造り・荷ほどきプランの料金相場

業者によって料金は異なりますが、荷造りサービスの一般的な相場は1万～3万円です。荷造りだけでなく、荷ほどきまで依頼する場合は、2万～5万円程度が引越し料金とは別にかかります。

引越し当日までに荷造りが終わらなかった場合の対処法

引越し当日までに荷造りが終わらなかった場合の対処法は下記3つです。

住居の契約期間によって対処法が異なります。引越し日で契約が切れてしまう人は、業者に追加で梱包作業を依頼するか、友人や家族に手伝ってもらいましょう。引越し後も契約が残っている人は、後から荷造りをして自分で運ぶことも可能です。

業者に追加で荷造りを依頼する

1つ目の方法は、業者に追加で荷造りを依頼する方法です。業者に依頼すれば、引越し当日であっても荷物の梱包をしてくれます。ただし梱包作業は有料のサービスなので、追加で1万円～3万円程度必要です。

マイカーやレンタカーを利用して自分で荷物を運ぶ

2つ目の方法は、マイカーやレンタカーを利用して運ぶ方法です。荷物を運ぶ労力や車を必要とするが、自力で運ぶため追加料金を抑えられます。ハイエースやトラックを借りる料金は下記を参考にしてください。

車種	料金
ハイエースバン（V-2） 貨物・6人乗り・A/T（ETC付）	３時間/3,700円 6時間/6,000円 12時間/6,800円 24時間/8,500円 超過1時間につき/800円
2トントラック（A/T）（T-2）（ETC付）	３時間/3,700円 6時間/6,000円 12時間/6,800円 24時間/8,500円 超過1時間につき/800円
タウンエーストラック（T-1）（ETC付）	３時間/2,700円 6時間/4,300円 12時間/5,300円 24時間/5,800円 超過1時間につき/600円
アルミバン2トン（A/T）（AT-1）（ETC付）	6時間/8,800円 12時間/9,800円 24時間/11,800円 超過1時間につき/1,100円

家族や友人に手伝ってもらう

3つ目の方法は、家族や友人に手伝ってもらう方法です。引越し日に予定が空いている家族や友人を探して、引越しを手伝ってほしいと事前に伝えておきましょう。家族や友人の助けを借りることで、効率的に荷物の梱包ができます。

家事代行サービスの利用を検討する

家事代行サービスとは、プロのスタッフが家事全般を代行してくれるサービスです。引越し荷造りにも対応しており、荷物の整理、仕分けから梱包までを代行してもらえます。

荷造りが苦手な方や、忙しくて荷造りが進まない方は、家事代行サービスの利用を検討して効率的に荷造りを進めましょう。

以下に家事代行サービスの一例を挙げているので参考にしてください。

引越し荷造りについてよくある質問とその回答

ここでは、引越し荷造りについてよくある質問とその回答を紹介します。

Q1:引越し荷造りが終わらない理由はなんですか？

A.引越し荷造りが終わらない主な理由は、荷物の量を見誤っている、計画的に行動していない、必要な梱包材を用意していないことが原因です。また、思い出の品や不用品の処分に時間がかかってしまうと、荷造りがなかなか進みません。

Q2:引越し荷造りを効率的に進めるにはどうしたら良いですか？

A.引越し荷造りを効率的に進めるためには、まず荷物の整理から始めましょう。不要なものを処分し、必要なものだけを梱包することで、荷造りの量を減らせます。次に梱包材を用意し、部屋ごとやカテゴリーごとに荷物を分けて梱包すると良いでしょう。

Q3:引越し荷造りが終わらない場合、どうすれば良いですか？

まずは引越し業者に連絡し、状況を説明してください。多くの引越し業者は追加料金で荷造りサービスを提供しています。それが難しい場合は、友人や家族に手伝ってもらうか、引越し日の変更を検討してください。

引越し荷造りは計画的に行う

引越し荷造りは、引越し準備の中でも最も重要な作業です。荷造りが終わらないと、引越しがキャンセルになる恐れや、追加の梱包費用が必要になる可能性があります。荷物の量が多い場合は、早めに荷造りを始めて、計画的に作業を進めましょう。

以下に引越し荷造りのコツをまとめました。

引越し荷造りをする際は、まず荷物の整理から始めましょう。事前に不要なものを処分しておけば、梱包する荷物が減り、荷造りにかかる時間を削減できます。また、荷物が減ることで、引越し料金を抑えられるのも大きなポイントです。

「ベアーズ」は20年間で250万件以上のサービス実績を誇る家事代行サービスです。ベアーズには6万人以上のスタッフが在籍しており、予約が取りやすく、急な依頼にも対応できます。

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