- 洗濯機を運ぶコツを教えて!
- 洗濯機を運ぶときの注意点はある?
- 1人でも洗濯機は運べる?
洗濯機の運搬は、その重さと大きさから1人で行うのは困難な作業です。特に一人暮らしや女性の方は、洗濯機の運搬で困っている人が多いのではないでしょうか。
洗濯機は、コツさえつかめば1人でも運べますが、ケガなく安全に運ぶためには、2人以上で運ぶのが望ましいです。
初めまして引越し屋のミツイです。
私は大手引越企業で2年間ノウハウを学び、現在は愛知県の中小企業で16年間、引越しのプロとして仕事をしています。
2,500件以上の引越し作業と、300件以上の梱包作業の経験をもとに、あなたの引越しをサポートできたら幸いです。
この記事では、洗濯機の正しい運び方や注意点、業者に依頼するメリット・デメリットなどを解説しています。この記事で紹介するコツや注意点を参考に、新居まで安全に洗濯機を運びましょう。
洗濯機1つだけでも、引越し業者に依頼することは可能です。業者に依頼すれば、ケガをするリスクがなくなり、新居まで安全に洗濯機を運んでもらえます。引越し一括見積もりサイトを利用して、最安値で運んでくれる業者を探してみましょう。
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洗濯機を自力で運ぶコツ5つ
引越しや家電の配送を経験したことがない人にとって、洗濯機を運ぶのは難しく大変な作業です。それでも自力で洗濯機を運びたいと考えている人は、下記5つのコツを押さえ、ケガなく安全に洗濯機を運びましょう。
- 洗濯機を横向きにして運ばない
- 洗濯機は2人以上で運ぶ
- 洗濯機を運ぶ前に水抜きを行う
- エレベーターを使って運ぶ
- 搬入経路、設置場所を事前に確認する
洗濯機は非常に重く大きいため、運搬中にバランスを崩して落下したり、洗濯機をぶつけて破損したりする可能性があります。そのため、洗濯機は2人以上で運ぶか、引越し業者に依頼することを強く推奨します。
洗濯機は必ず縦向きで運ぶ
洗濯機は必ず縦向きで運びましょう。横向きに運んだり、積んだりすると、洗濯機内部のモーターのバランスが崩れて故障する恐れがあります。また、洗濯槽が動くと、洗濯機本体にキズがつく可能性があるので注意が必要です。
洗濯機を運ぶ際に階段を通る場合は、洗濯機が階段と平行になるように傾けて運んでください。一人は背面の上部を持ち、一人は前面の下部を持つことで、洗濯機を安定して運べます。
洗濯機は2人以上で運ぶ
洗濯機の運搬は、重量やサイズ、安全性を考慮して、最低でも2人以上で行うのが良いでしょう。特に階段や狭い通路、複雑な運搬経路が存在する場合には、2人以上の協力が必須です。
洗濯機の重量は、一般的に30~90㎏程度です。1人で運ぶには重すぎるため、持ち上げた際に腰や肩などに負担がかかり、ケガをする恐れがあります。洗濯機の運搬は、2人以上で安全に行いましょう。
洗濯機を運ぶ前に水抜きを行う
洗濯機を運ぶ際は、必ず水抜きを行ってから運ぶ必要があります。水抜きをせずに運ぶと、運搬中に水が漏れて、床や家具を汚してしまう可能性があるからです。また、水抜きを行わないと洗濯機が重くなり、運搬中の事故のリスクが高まります。
引越しの前日までには、下記の手順に従って水抜きをしておきましょう。
- 洗濯物を全て取り出して空にする
- 水道栓を閉じて電源を入れ、ふたを閉じてスタートボタンを押す
- しばらくしたら電源を切り、吸水ホースを外す(ホース内に水が残っているためタオルなどを用意する)
- 再度電源を入れて、脱水ボタンを押す(一番短い時間でOK)
メーカーや機種によって細かな手順に違いがあります。必ず説明書を読んでから水抜き作業を行ってください。
エレベーターを使って運ぶ
洗濯機を運ぶ際は、エレベーターを使って運ぶのが安全です。階段を使って運ぶと、転倒や落下などのリスクがあるため避けましょう。エレベーターがない場合や、エレベーターが狭くて洗濯機が入らない場合は、引越し業者に依頼して運んでもらいましょう。
搬入経路、設置場所を事前に確認する
洗濯機を搬入する経路や、設置場所を事前に確認することは非常に重要です。確認しておくことで、引越し作業がスムーズに進行し、トラブルを未然に防げます。
- サイズ測定:洗濯機、ドア、廊下、階段のサイズをしっかり測定します
- 設置場所の確認:設置場所のサイズ、かさ上げが必要か確認する
洗濯機がドアより大きい場合や廊下を通らない場合は、ドアの取り外しや外からの吊り上げ、クレーン作業が必要です。
また、設置場所によっては、洗濯機のかさ上げが必要になります。排水口が洗濯機の真下にある場合は、下記のようなかさ上げ台を購入しておきましょう。
洗濯機を運ぶ準備をする
洗濯機を運ぶためには、下記4つの準備をしっかりと行いましょう。
- 水抜き
- ホースやコードをまとめる
- 洗濯槽を固定する
- 不要な毛布、台車を用意する
水抜き
まずは水抜きを行い、電源コード、アース線を抜きます。続いて給水ホース、排水ホースの順で取り外します。給水ホースに水が残っている場合があるため、タオルを用意してから作業しましょう。
ホースやコードをまとめる
取り外した電源コードとアース線は、テープを使って洗濯機上部または本体背面にまとめ、運搬中に邪魔にならないようにしておきます。
排水ホースは、洗濯機側面の溝に引掛けてからテープで固定してください。給水ホースは洗濯槽の中に入れておくか、手荷物として運びましょう。
洗濯槽を固定する(ドラム式)
ドラム式の洗濯機を運ぶ際は、輸送用固定ボルトを使って、洗濯槽を固定するのが必須です。洗濯槽を固定せずに運ぶと、移動中の振動で故障する可能性があります。固定ボルトは洗濯機を購入時に付いてきます。
洗濯機を固定する手順は下記の通りです。
- 本体背面に付いている付属のカバーを取り外す
- 輸送用固定ボルトを付属のスパナで取り付ける
詳しい手順は下記の動画を参考にしてください。
不要な毛布、台車を用意する
毛布を用意しておけば、部屋内で洗濯機を動かすのが楽になります。また、エレベーターが使えるのであれば、台車を使って運び、ケガや故障のリスクを軽減しましょう。
洗濯機を1人で運ぶ方法
洗濯機は縦型の軽いタイプでも20~30㎏程度あるため、1人で運ぶのは困難です。しかし、適切な準備とコツさえ分かれば、1人でも洗濯機を運べます。ただし、1人で運ぶのはケガや破損のリスクが高いため、下記のようなアイテムを使い負担を軽減しましょう。
- 不要な毛布
- 台車
1人で洗濯機を運ぶのに便利なのが毛布です。洗濯機を毛布の上に乗せて引っ張れば、女性でも簡単に動かすことができます。ただし、毛布を引っ張って運ぶ方法は、床をキズ付ける可能性があるため、毛布の下にダンボールを敷いたり、床をキレイにしておくのがポイント。
洗濯機を持ち上げるコツ
1人で洗濯機を持ち上げるには、腕だけでなく、足腰をしっかり使って持ち上げましょう。洗濯機の正面にポジションを取り、しっかり腰を落としたら、片手で洗濯機の下部をしっかりと持ち、反対の手で後方上部を支えバランスを取ります。
持ち上げた際に洗濯槽が動き、バランスを崩す可能性があるので注意してください。
洗濯機は滑りやすいため、必ず滑り止めが付いたゴム手袋をはめてから作業しましょう。滑り止め付きのゴム手袋は、ワークマンやホームセンター、100均などで購入できます。
洗濯機の取り付け手順
洗濯機の取り付けは、下記の手順で行います。
- 電源コード、アース線の取り付け
- 排水ホースを取り付ける
- 給水ホースを取り付ける
- 運転テストを行う
洗濯機の取り付けで特に気を付けたいのが、排水ホースの取り付けです。ホースの取り付けが甘いと水漏れする可能性があります。集合住宅で水漏れがあると、自分の部屋だけでなく、階下の部屋にまで被害が広がり、大きなトラブルにつながります。
引越し業者に依頼すれば、洗濯機の故障や取り付け不良によるトラブルが起きても、補償してもらえるため安心です。ただし、引越し業者が無料で取り付けてくれた場合は、補償の対象外となるので気を付けましょう。
洗濯機を自力で運ぶメリット・デメリット
洗濯機を自力で運ぶと、引越し費用の節約や時間の自由度などのメリットがあります。しかしその反面、洗濯機を運ぶための物理的な労力やケガのリスクも伴います。メリット、デメリットを考慮した上で、自分にとって最善の方法を選ぶことが重要です。
安全に配慮しながら効率的に作業するためにも、必要に応じてプロの引越し業者に依頼することも検討してみてください。
自力で運ぶメリット
洗濯機を自力で運ぶメリットは下記2つです。
- 引越し費用を節約できる
- 自分の都合に合わせて時間を設定できる
引越し費用を節約できる
洗濯機を自力で運ぶことで、引越し業者に頼むよりも費用を抑えることができます。引越しの予算が限られている場合や、洗濯機だけを運びたい場合に有効です。
洗濯機1つの運搬を引越し業者に依頼すると、8千円~1万5千円程度かかります。
引越しの依頼が殺到する繁忙期(3月~4月)の場合だと、料金が1.3~2倍になるので注意しましょう。
自分の都合に合わせて時間を設定できる
自力で洗濯機を運ぶとなれば、自分の都合に合わせて時間を設定できます。引越し業者が混雑していて希望の日時に予約できない場合や、急な引越しをしなければならない場合に有効です。
自力で運ぶデメリット
洗濯機を自力で運ぶデメリットは下記3つです。
- 物理的な負担
- 洗濯機の損傷リスク
- 運搬費用がかかる場合がある
洗濯機は30~90㎏と重く、1人で運ぶのは困難です。特に階段を通る場合、重量物を運ぶことは大きな負担となります。また、洗濯機を運ぶためのテクニックや経験がないと、運搬中に洗濯機を落としたり、ぶつけたりして損傷する可能性もあります。
洗濯機を運ぶ際には、運搬費用がかかる場合もあります。引越し業者に依頼した場合の運搬費は無料だが、自分で運ぶ場合は、レンタカーや運搬車などの費用が必要です。レンタカーにかかる費用は下記を参考にしてください。
車種 | 料金 (3時間) | 料金 (6時間) | 料金 (12時間) |
軽1BOXバン(A/T) | 2,700円 | 3,600円 | 3,900円 |
軽トラック(A/T) | 2,700円 | 3,600円 | 3,900円 |
ハイエースバン(V-2) | 3,700円 | 6,000円 | 6,800円 |
洗濯機を自力で運ぶ場合は、時間と労力がかかること、運搬中に故障や破損するリスクがあること、追加費用がかかる場合があることは十分に注意しましょう。
「自分で運べるか不安…」、「ぶつけて壊れたらどうしよう」と考えている方は、プロの引越し業者に依頼することをオススメします。
引越し業者に洗濯機の運搬を依頼する
引越し業者は、洗濯機の運搬に慣れたプロです。安全な運搬方法を熟知しており、万が一の故障や破損にも対応できます。他にも、クレーン車を使った高層階への搬入も対応可能です。
洗濯機1つの運搬を引越し業者に依頼した際の費用は、1万円~3万円程度が一般的です。引越しの閑散期(1月、6月、11月)は予約が取りやすく、値段交渉もしやすいため、この時期に引越しができれば、比較的安く引越しができます。
業者に運んでもらうメリット
洗濯機を業者に運んでもらうメリットは下記3つです。
- 安全に運べる
- 時間と労力を節約できる
- 洗濯機を設置後、取り付けから動作確認まで行ってくれる
引越し業者は、高い運搬技術とパットと呼ばれる専門の梱包材を使って、運搬中の事故や故障のリスクを大幅に減らします。オプションで取り付けから動作確認まで行ってくれるため、水漏れなどのトラブルの心配がありません。
洗濯機の取り付けには、運搬費とは別に下記の料金が必要です。排水ホースの関係でかさ上げが必要な場合にも対応できます。
洗濯機 | 取り付け | かさ上げ |
全自動洗濯機 | 4,000円 | 6,000円 |
ドラム洗濯機 | 6,000円 | 6,500円 |
業者に運んでもらうデメリット
洗濯機を業者に運んでもらうデメリットは下記3つです。
- 費用がかかる
- スケジュール調整が必要
- 業者選びに失敗する可能性がある
洗濯機を業者に運んでもらうことで、安全かつ効率的に新居まで運搬できます。ただし、費用がかかる、予約が取りづらい、といったデメリットもあります。
全ての引越し業者が同じレベルのサービスを提供しているわけではないため、業者選びには注意が必要です。口コミや評判をネットやSNSを使って調べておくと、業者選びで失敗する可能性がグッと低くなります。
洗濯機1つでも引越し業者に依頼できる
洗濯機1つだけの運搬でも、引越し業者に依頼できます。重量のある家電の取り扱いや運搬に不慣れな場合は、プロに依頼することが安全で確実です。
引越し業者によっては無料で取り付けまでしてくれる場合もあります。そのため、引越し業者に依頼する場合は、必ず複数社から見積もりを取り、料金だけでなくサービス内容の比較検討をすることが重要です。
引越し一括見積もりサイトで安くて評価の良い業者を探す
引越し一括見積もりサイトを利用することで、効率的に複数社の見積もりを比較できるようになり、安くて評価の良い業者を探せます。引越し一括見積もりサイトを利用するメリットは下記の通りです。
- 複数の業者から見積もりを取れるため、業者間で価格競争が生まれる
- ユーザーや評価を元に、業者の信頼性やサービス品質を確認できる
- 1社ずつ業者に見積もり連絡をする手間と時間を省ける
引越し一括見積もりサイトを利用するメリットは多いが、その反面でスパムの増加や質の低い業者とマッチングするリスク、個人情報の取り扱いに関する心配もあります。
引越し一括見積もりサイトを利用する際は、プライバシーポリシーやユーザーレビューを確認し、信頼性の高いサイトを選びましょう。
オススメの引越し一括見積もりサイト
数多くある引越し一括見積もりサイトの中でも、下記のサイトは利用者が多く、評価も高いです。どちらも大手上場企業が運営しているため、安心して利用できます。
- 引越し侍:提携業者数が業界ナンバーワン
- SUUMO引越し見積もり:メールだけで見積もりが取れる
上記サイトの詳細や利用手順については下記を参考にしてください。
洗濯機の買い替えタイミング・処分方法
内閣府の消費者動向調査によると、洗濯機の買い替えは10年程度が目安となります。処分方法は複数あり、新しい洗濯機を購入する際に古い洗濯機を引き取ってもらう方法や、リサイクルショップに売る方法などがあります。
どの処分方法を選ぶかは、個々の状況によりますが、家電リサイクル法に従って正しく処分することが重要です。
家電リサイクル法とは、特定の大型家電(エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、衣類乾燥機)から有用な部品や材料をリサイクルし、廃棄物の減量と資源の有効利用を推進するための法律です。
洗濯機の処分にはリサイクル料金がかかる
洗濯機の処分には、2,530円のリサイクル料金が必要です。洗濯機はリサイクル法の対象品目のため、指定取引場所で正しく処分しなければなりません。自分で指定取引場所に持ち込む場合は、郵便局で必要事項を記入してリサイクル券を購入する必要があります。
洗濯機の処分方法
洗濯機を処分する方法は下記5つです。
- 電気店に引取りを依頼
- 市区町村に問い合わせる
- リサイクルショップで売却
- 不用品買取業者に依頼
- 指定取引場所に持ち込む
洗濯機の処分方法は複数ありますが、家電リサイクル法の対象品目であることを頭に入れ、適切な方法を選ぶことが重要です。具体的な費用については、各自治体や方式により異なるため、お住まいの自治体に確認してください。
洗濯機の運び方についてよくある質問とその回答
ここでは、洗濯機の運び方についてよくある質問とその回答を紹介します。
洗濯機を運ぶ際の注意点はなんですか?
A.洗濯機は重いので、運ぶ際には腰を痛めないように注意しましょう。また、洗濯機を横に倒して運んだり、積まないようにしましょう。横向きに運ぶと、内部の部品が壊れる可能性があります。
軽自動車で洗濯機を運べますか?
A.スーパーハイトワゴン系(タント、N-BOX、スペーシアなど)やワンボックス系(N-VAN、アトレーワゴン、エブリイワゴンなど)であれば、5~7㎏の洗濯機は運べます。
運転中の衝撃や振動で故障する可能性があるため、しっかりと固定する手段を用意し、安全に運転しましょう。
女性1人で洗濯機を運ぶにはどうしたらいいですか?
A.洗濯機を毛布に乗せて引っ張れば、女性1人でも運べます。ただし、段差や階段、車への積み込み時は、洗濯機を持ち上げなければいけないため、リスクが高いです。できれば引越し業者や知人の協力を得ることをオススメします。
洗濯機の運び方を理解してトラブルを防ぐ
洗濯機は重く、取り扱いの難しい家電製品の一つです。適切な準備や手順を踏まないと、運搬中にケガをしたり、洗濯機が破損したりする可能性があります。洗濯機を自力で運ぶ際は、下記5つのコツを押さえて、ケガなく安全に運びましょう。
- 洗濯機を横向きにして運ばない
- 洗濯機は2人以上で運ぶ
- 洗濯機を運ぶ前に水抜きを行う
- エレベーターを使って運ぶ
- 搬入経路、設置場所を事前に確認する
引越し作業中は、狭い廊下や階段を運ばないといけない場合もあり、バランスを崩して落下したり、階段を踏み外してケガをするリスクがあります。人手が足りない場合や、運搬するのに不安を覚える方は、引越し業者に依頼することをオススメします。
洗濯機1つだけでも、引越し業者に運搬を依頼できます。業者によって料金やサービスが異なるため、複数の業者から見積もりを取得し、比較検討することが重要です。大手、中小を含めた3社から見積もりを取れば、おおよその相場を把握できます。
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