- 着物を梱包していた箱がないんだけど…
- 依頼した引越し業者に着物専用のケースがない場合はどうするの?
- 着物を入れる箱の作り方を教えて!
引越しをするとき、大切な着物はシワなくキレイに運びたいですよね。しかしいざ梱包しようとしたときに、着物の箱が見つからなくて悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
専用の箱をなくしてしまった人でも、引越し用に準備したダンボールを使えば誰でも簡単に着物を梱包することができます。
初めまして、ミツイです。
私は大手引越企業で2年間ノウハウを学び、現在は愛知県の中小企業で16年間、引越しのプロとして仕事をしています。
2,500件以上の引越し作業と、300件以上の梱包作業の経験があります。
この記事ではプロが実践する着物ケースの作成方法について解説。この記事を読むと、即席の着物ケースが作れるようになり、シワなくキレイに着物を運べるようになります。
着物専用の箱や衣装ケースを購入する時間がない人は、この記事を参考に作成してみましょう。
引越し用ダンボールで「着物ケース」を作る方法
今回はダンボールを変形させて着物ケースを作る方法を解説しています。着物の箱をなくしてしまった人や、自分で引越しをする人には着物ケースが必要です。
大手企業ではオリジナルの着物ケースを用意していることがほとんどですが、中小企業では用意されていないことが多いです。見積もりの際に確認をしておきましょう。
- 着物ケースの作成が必要な場合
- ・専用の収納箱をなくしてしまった
・引越しを機に、着物を収納していた和ダンスを処分する
・お金を掛けずに着物ケースを用意したい - 着物ケースの作成が必要ない場合
- ・業者が専用の着物ケースを用意してくれる
・業者が和ダンスに着物を入れたまま運搬してくれる
・ネットやホームセンターで専用の箱やケースを用意できる
実際に引越しの現場で使われる梱包ノウハウです。ぜひ参考にしてください。
着物ケース作成手順
1.引越し用のダンボール(小)を用意します。底面をガムテープで一の字貼りで止めて箱を組み立ててください。
2.作ったダンボールを上下反対にし、ガムテープの一の字ラインに合わせてカッターで半分に切ります。
3.切ったダンボールを床に並べ、着物の大きさに合わせて2つのダンボールを重ねます。
4.着物のサイズに合うようにダンボールを調整して、重なる部分(4か所)をガムテープで止めてください。
5.先ほどと同じ要領で、作業工程1~4まで行いフタを作ります。
フタ作成時の注意点!
同じサイズで作ってしまうと箱が閉まらないため、左右0.5ミリずつ大きいサイズのフタを作りましょう。
6.最後にフタをかぶせ、底面をガムテープで6か所程度止めれば完成です。
着物ケースを作成しておけば、新居で一時的な仮置き程度なら可能です!
引越し後は着物の状態を確認する
引越し後はできるだけ早く着物ケースを開梱し、運搬時に着物が寄ってシワになっていないか確認をしてください。
着物ケースは必ず水平の状態を保って運びますが、運搬時の揺れや振動で着物が寄ってしまうことがあります。
シワになっている場合は、着物ハンガーにかけ、風通しの良い日陰に干してシワを取りましょう。
吊り下げる時間は一晩程度で十分です。
たとう紙が汚れていたら交換する
たとう紙がシミで汚れていると、着物にシミが移ってしまうケースがあります。半年以上たとう紙の交換をしていない人は要注意です。必ずたとう紙の状態を確認してから保管しましょう。
たとう紙の役割
・防カビ
・防チリ・ホコリ
・防シワ
たとう紙の購入は、着物を購入した呉服店または楽天やAmazonから行えます。
たとう紙の代用になる「着物収納袋」が100均で入手可能です!
カビ対策をして着物の保管をする
着物を長持ちさせるためには保管方法が重要です。着物の一番の敵は湿気によるカビです。湿気対策をきちんとすることで着物を美しく保管できます。
着物の保管方法で大切なポイントは次の3つ。
- 高温多湿の部屋を避ける
- 桐ダンスか桐の衣装ケースに収納する
- プラスチックの衣装ケースには湿気対策を行う
1.高温多湿の部屋で保管するのはNG
着物にカビが生える一番の原因が湿気によるものです。直射日光が入り、高温になる部屋は保管場所として適していません。
日光が当たりにくい、クローゼットや押し入れに置くようにしてください。直接床に置く場合は、すのこなどを敷いて通気性の確保をしましょう。
理想は桐ダンスまたは桐の衣装ケースで保管する
桐ダンスは防湿効果が高く抗菌性に優れているため、着物を保管するのに最適です。桐ダンスで収納しておくとさまざまなメリットがあります。
- 高い防湿効果
- 抗菌効果による虫よけ効果
- 着物を折り畳んだサイズに合っている
ただし桐ダンスは高価なうえに、設置するための広いスペースも必要です。タンスの設置が難しい人は、小スペースで置けて安価な桐の衣装ケースなどもオススメです。
移動させるのも簡単なキャスターが付いた桐の衣装ケースもあります。
プラスチックの衣装ケースで保管する場合は備長炭シートで湿気対策
プラスチックの衣装ケースでの湿気対策にオススメなのが備長炭シート。備長炭シートはケース内の湿度を50%~60%に保つ調湿効果、抗菌作用による防虫効果や消臭効果に優れています。
備長炭シートは半永久的に使えるため、交換する手間も必要ありません。
プラスチックの衣装ケースは着物がシワにならないように大きめのものを用意しましょう。
使わなくなった着物を処分するなら出張買取がオススメ
引越しを機に使わなくなった着物を処分するなら、出張買取がオススメです。着ていないのに場所を取ってしまう着物は、出張買取サービスを利用して現金化し、引越し料金の足しにしましょう。
リユース業界で15年以上の実績を誇るグッドディール(GoodDeal)
累積44万点、890億円以上の買取実績がある「グッドディール」。グッドディールでは自宅で待つだけの「出張買取」、箱に詰めて送るだけの「宅配買取」を用意しているため、引越し準備や片づけで忙しい中でも簡単に査定から買取まで行うことができます。
グッドディールは全国に対応していて完全無料。外出する必要がないので、自宅で気軽に利用することができます。
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ダンボールで着物ケースを作り、着物をシワなく運搬しよう
今回はダンボールを変形させて着物を梱包する方法を解説しました。衣装ケースを買いに行く手間を省きたい人、コストをかけずに着物を運搬したい人は、この記事を参考に着物ケースの作成を行ってください。
引越し後、着物を保管する際のポイントは次の3つ。
- 高温多湿の部屋を避ける
- 桐ダンスか桐の衣装ケースに収納する
- プラスチックの衣装ケースには湿気対策を行う
着物の一番の敵は湿気によるカビです。入念な防カビ対策を行い、引越し先でも着物を美しく保管しましょう。
引越しを安全に行うためには、荷物の梱包が非常に重要です。梱包方法が分からないと大切な荷物が破損してしまう可能性があります。以下の記事を参考に適切な梱包ができるようになりましょう。
引越し手続きがまだ終わっていない人は以下の記事を参考にしてください。