引越しのトラブルで多いのが「荷物の破損」。引越し中は荷物にさまざまな負荷がかかるため、梱包が甘いと揺れや振動に耐え切れずに荷物が壊れてしまいます。
また引越し当日までに荷物の梱包ができていないと、基本的に業者は運んでくれません。引越しで損をしないためにも荷物の梱包はしっかりと行いましょう。
初めまして、ミツイです。
私は大手引越企業で2年間ノウハウを学び、現在は中小企業で16年間、引越しのプロとして仕事をしています。
2,500件以上の引越し作業と、300件以上の梱包作業の経験があります。
この記事では、プロが実践する梱包ノウハウを解説します。記事の内容を参考にすれば、プロの梱包技術が手に入り、大切な荷物を新居まで安全に運べるようになります。

実際に使っている梱包ノウハウを写真付きで解説します!
引越し荷造りのコツ34選

今回は引越しの現場で使っている梱包ノウハウを34項目に分けて解説します。家の中の荷物を網羅的に解説しているので、梱包方法が分からない荷物がある人はぜひ参考にしてください。
梱包作業に必要な資材は以下の通りです。
- ダンボール(大・小)
- テープ類(クラフトテープ・養生テープ・布テープ)
- 梱包用紙(新聞紙でも代用可)
- エアキャップ(プチプチ)
- はさみ・カッター
- ビニール袋・チャック付きの袋
- 布団袋
梱包に必要な資材は以下の記事で解説しています。
プレート(小皿・中皿・大皿)

平皿は梱包用紙で1枚ずつ包みます。
- 梱包用紙の真ん中にお皿を置き、お皿の大きさに合わせて左右を折る。
- 四隅をお皿の形に合わせて谷折りする。
- 上下余った部分を山折りして完成。

梱包用紙1枚で包めない大皿は梱包用紙を2枚使うと上手に包めます。
お皿の梱包方法は以下の記事で詳しく解説しています。
深皿/ボウル

深皿やボウルは梱包用紙で1枚ずつ包みます。
- 梱包用紙の中心にお皿を置き、お皿の内側に詰め込むように包む。
- お皿部分が見えなくなるように包めたら完成。
どんぶり

どんぶりは「梱包用紙」か「エアキャップ」で一つずつ包みます。
- 梱包用紙の中心にどんぶりを置き、どんぶりの内側に詰め込むように包む。
- どんぶり部分が見えなくなるように包めたら完成。

梱包用紙で包めない大きさのどんぶりはエアキャップで包みましょう!
小鉢

小鉢は梱包用紙で1枚ずつ包みます。
- 梱包用紙の中心に小鉢を置き、小鉢の内側に詰め込むように包む。
- お皿部分が見えなくなるように包めたら完成。

小鉢の大きさに合わせて梱包用紙を切っておくと無駄がありません。
グラタン皿

グラタン皿は梱包用紙で1枚ずつ包みます。「フタ」がある場合は本体と別々で梱包してください。
- 梱包用紙の中心にグラタン皿を置き、グラタン皿の内側に詰め込むように包む。
- 梱包用紙でフタを包む。
- 本体にフタを上下反対にして重ねれば完成。(フタの取っ手の保護になる)

フタを重ねるときは必ず上下反対にしてください。
グラス



グラスは梱包用紙で一つずつ包みます。
- 梱包用紙の隅にグラスを横にした状態で置く。
- 隅から巻いていき、底面の梱包用紙を折りこみグラスをくるくると包みこんで筒状にする。
- 飲み口側の余った梱包用紙をグラスの内側に詰め込んで完成。

グラスは横からの力に弱いため、ダンボールには必ず立てて入れましょう。
ワイングラス


ワイングラスは梱包用紙で一つずつ包みます。
- 梱包用紙を切って、ステムと呼ばれる脚の部分に巻き付ける。
(ステムは繊細なため、梱包用紙を巻いて強度を上げる) - 梱包用紙の隅にワイングラスを横にした状態で置く。
- 梱包用紙の隅をステムに巻き付けながら包む。
- 途中で底面の梱包用紙を折りこみ、グラスをくるくると包みこんで筒状にする。
- 飲み口側の余った梱包用紙をグラスの内側に詰め込んで完成。

ワイングラスは壊れやすいため、丁寧な梱包が必要です。
ワイングラスの梱包方法は以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
マグカップ

マグカップは梱包用紙で一つずつ包みます。
- 梱包用紙を半分程度に切って、取っ手に巻き付けます。
(取っ手は衝撃に弱いため、梱包用紙を巻いて強度を上げる) - 梱包用紙の隅にマグカップを横にした状態で置く。
(取っ手が手前側に来るように置く) - 梱包用紙の隅をマグカップの取っ手に巻き付けながら包む。
- 途中で底側の梱包用紙を折りこみ、くるくると包みこんで筒状にする。
- 飲み口側の余った梱包用紙をカップの内側に詰め込んで完成。

壊れやすい取っ手の梱包が重要です!
ティーポット


ティーポットは梱包用紙で包みます。フタと本体は別々に梱包してください。
- 梱包用紙を切って取っ手に巻き付ける。
(取っ手は衝撃に弱いため、梱包用紙を巻いて強度を上げる) - 梱包用紙の真ん中にティーポットを置き、全体を包む。
- 上部の余った梱包用紙を口の内側に詰め込む。
- 梱包用紙でフタを包む。
- フタを上下反対にして本体に重ねれば完成。
(つまみを保護するために上下反対にして本体に重ねる)

フタを重ねるときは必ず上下反対にしてください。
急須
急須は梱包用紙で包みます。フタと本体は別々で梱包してください。



- 広げた梱包用紙の中心に急須を置く。
- 「胴」「手・柄」「口」の順に梱包用紙で包む。
- 梱包用紙でフタを包む。
- 本体にフタを上下反対にして重ねてテープで止めれば完成。
(反対にしておくとつまみが破損するのを防げます)

破損しやすい「柄・口」の部分は梱包用紙を厚く巻きましょう。
急須の梱包方法は以下の記事で詳しく解説しています。
包丁



包丁はダンボールを使って梱包します。包丁を入れたダンボールには、必ず「刃物在中」の記入をしてください。
- 包丁の刃の大きさに合わせてダンボールを切る。
- 包丁の刃に合わせて、切ったダンボールを巻く。
- 柄の部分が常に出ている状態にし、包まれているものが一目で包丁だと分かるようにしておく。(丁重に扱いやすくなる)
- 包丁が抜け落ちないように、テープで3か所固定して完成。

梱包する際はケガに注意して作業してください。
スプーン・フォーク・はし

スプーンやフォーク、はしなどの細かい食器は、梱包用紙を使って包みます。種類ごとに分けて包んでおくと、荷ほどきの際、簡単です。
カトラリーケース


カトラリーケースは梱包用紙を使って梱包します。
- ケース内のはしやフォークなどが動かないように梱包用紙で固定する。
- 広げた梱包用紙の中心にカトラリーケースを置き包む。
- 梱包用紙が取れないようにテープで止めれば完成。
フライパン・鍋・土鍋




フライパンや鍋類は大きくて丈夫なものからダンボールに入れる
フライパンをダンボールに入れる際は、立てて入れると隙間なく詰めることができます。
- フライパン→梱包用紙→フライパンの順で重ねる。
(ガラスのフタがある場合も同様に重ねておく) - 重ねたフライパンを大きいものから順に立てて入れる。
- ガラスのフタをフライパンと同じように立てて入れる。
- 空いているスペースにボウルや小さい鍋などを入れる。

フライパンの上の空いているスペースには、軽めの台所用品などを入れましょう。
土鍋はエアキャップで梱包
土鍋は陶器で割れやすいため、エアキャップで梱包します。本体とフタは別々に梱包してください。
- 本体をエアキャップで包みテープで止める。
- フタをエアキャップで包む。
- フタを上下反対にして、本体の上に重ねれば完成。
(反対にしておくとフタの取っ手の保護になる)
粉もの調味料

使いかけの粉もの調味料(小麦粉など)はクリップなどで止めてビニール袋に入れて梱包します。
- 調味料の口がしっかりと閉じているか確認。
- 袋の口が開いているものは、クリップやゴムで止めておく。
- ビニール袋に入れて、口をしばりダンボールに入れる。
使いかけ油・調味料(ビン)

ガラスの容器は梱包用紙で包み、ビニール袋に入れて梱包します。
- フタが閉まっているか確認をする。
- 梱包用紙で包む。(プラスチックの容器は包む必要はなし)
- ダンボールに入れる。液漏れが心配な場合はビニール袋に入れて口をしばってからダンボールに入れる。

調味料や油はこぼれないように必ず立ててダンボールに入れましょう。
ポット


ポットはエアキャップを使って梱包します。
- ポットを巻ける大きさにエアキャップを切る。
- 広げたエアキャップの中心にポットを置いて包み、テープで止める。
(養生テープを使うと引越し後簡単に剥がせます) - 小ダンボールに入れる。
- ポットが動かないように、緩衝材(タオル・エアキャップなど)を詰め込み固定する。
オーブントースター


オーブントースターはエアキャップを使って梱包します。
- トースターを巻ける大きさにエアキャップを切る。
- 広げたエアキャップの中心にトースターを置いて包み、テープで止める。
(養生テープを使うと、引越し後簡単に剥がせます) - 大ダンボールに入れる。
- トースターが動かないように、緩衝材(タオル・エアキャップなど)を詰め込み固定する。
コーヒーメーカー


コーヒーメーカーはエアキャップを使って梱包します。
- コーヒーメーカーを巻ける大きさにエアキャップを切る。
- 広げたエアキャップの中心にコーヒーメーカーを置いて包み、テープで止めます。
(養生テープを使うと、引越し後簡単に剝がせます) - 小ダンボールに入れる。
- コーヒーメーカーが動かないように、緩衝材(タオル・エアキャップなど)を詰め込み固定する。

壊れやすい機器になります。ダンボールに「精密機器注意」と記入しておきましょう。
ガスコンロ


ガスコンロは大ダンボールとエアキャップを使って梱包します。購入時の箱が残っていればその箱を使って梱包して下さい。
- ガスコンロを巻ける大きさにエアキャップを切る。
- 広げたエアキャップの中心にガスコンロを置いて包み、テープで止めます。
(養生テープを使うと、引越し後簡単に剥がせます) - ダンボールの1辺をカッターで切って広げる。
- 広げたダンボールの中心にガスコンロを置く。
- ガスコンロの形に合わせて、片方ずつダンボールを折る。
- クラフトテープか布テープで3か所止めれば完成。
TV・コード







TVはダンボールとエアキャップを使って梱包します。自分で引越しをする際にTVの梱包が必要です。引越し業者に依頼している場合は、TVの梱包は全て作業員が行います。
- TVのスタンドを巻ける大きさにエアキャップを切る。
- 広げたエアキャップの上にTVを置き、スタンド部分を包みテープで止める。
(養生テープを使うと、引越し後簡単に剥がせます) - エアキャップを液晶全体(裏面まで)を巻ける大きさに切る。
- エアキャップで液晶部分を巻いて、4か所程度テープで止める。
- TVの大きさに合わせて用意したダンボールの1辺を切り広げる。
- 液晶全体にダンボールを巻いて6か所程度テープで止めれば完成。
配線を抜く前に目印を付けておこう!
配線を抜く前に、配線ケーブルと本体の差込口に養生テープまたはマスキングテープを貼ります。貼ったテープに割り振った番号やアルファベットを記入しておくと、引越し後の配線作業がスムーズです。

新居で配線が分からなくなってしまう人が多いです。事前に対策しておきましょう。
DVDデッキ


DVDデッキはダンボールとエアキャップを使って梱包します。購入時の箱が残っていれば、その箱を使って梱包してください。
ダンボールに入るサイズの梱包手順
- DVDデッキ全体を巻ける大きさにエアキャップを切る。
- 広げたエアキャップの中心にデッキを置いて包み、テープで止める。
(養生テープを使うと、引越し後簡単に剥がせます) - デッキが大ダンボールに入る場合はそのまま入れる。
ダンボールに入らないサイズの梱包手順
大ダンボールに入らないサイズのデッキは、広げたダンボールを使って梱包します。
- ダンボールの1辺を切って広げる。
- 広げたダンボールの中心にエアキャップで包んだデッキを置く。
- デッキの形に合わせて、片方ずつダンボールを折る。
- 布テープかクラフトテープで左右と真ん中の3か所を止める。
デスクトップパソコン



デスクトップパソコンはエアキャップを使って梱包します。
- モニター・本体・キーボード・マウスをそれぞれエアキャップで包み、テープで止める。
(養生テープを使うと、引越し後簡単に剥がせます) - 大ダンボールに入れて、隙間に緩衝材(タオル・エアキャップなど)を詰めて固定する。
- フタを閉じる場合は「パソコン・精密機器注意」と記入する。
(作業員が丁寧に運んでくれる。引越し当日、口頭でも伝えておくと安心)
ノートパソコン


ノートパソコンはエアキャップを使って梱包します。
- ノートパソコンを巻ける大きさにエアキャップを切る。
- 広げたエアキャップの中心にノートパソコンを置いて包み、テープで止める。
(養生テープを使うと、引越し後簡単に剥がせます) - 大ダンボールの底部に緩衝材(タオル・エアキャップなど)を敷いてからパソコンを入れる。
- 隙間がある場合は緩衝材を詰めて固定する。
- 「ノートパソコン・精密機器注意」と記入する。
(作業員が丁寧に運んでくれる)

心配な場合はバッグなどに入れ、手荷物として運びましょう。
カーテン


カーテンは大ダンボールを使って梱包します。
- シワがつかないようにキレイに大きく畳む。
(折り畳む回数が少なくなれば、折じわを軽減できる) - 遮光カーテンを下、レースが上になるように大ダンボールに入れる。
(新居で取り付け順に取り出せるようになる)
照明器具






照明器具はエアキャップを使って梱包します。
引越し業者に依頼している場合は、照明器具の梱包は当日作業員が行います。自分で引越しをされる人は照明器具の梱包が必要です。
一般家庭でよく使われている照明器具は次の2種類。
- シーリングライト
- 天井面に直接取り付けるタイプの照明器具
- ペンダントライト
- 天井から吊り下げるタイプの照明器具
シーリングライト梱包手順
- カバー・本体・専用アダプタをそれぞれエアキャップで包み、テープで止める。
(養生テープを使うと、引越し後簡単に剥がせます) - 専用アダプタ→本体→カバーの順に大ダンボールに入れる。
(カバーが割れやすいので一番外側になるように入れる) - 隙間に緩衝材(タオル・エアキャップなど)をやさしく詰め込み固定する。

リモコンがある場合は忘れないように一緒に入れておきましょう。
ペンダントライト梱包手順
- ペンダントライトを包める大きさにエアキャップを切る。
- 広げたエアキャップの中心にペンダントライトを置いて包み、テープで止めます。
(養生テープを使うと、引越し後簡単に剥がせます) - 小ダンボールに入れる。
- 隙間に緩衝材(タオル・エアキャップなど)を詰め込んで固定する。
照明器具の取り付け・取り外し方法は以下の記事で詳しく解説しています。
液体洗剤類・シャンプー類


液体洗剤類はビニール袋とエアキャップなどの緩衝材を使って梱包します。
- 小ダンボールに大きめのビニール袋を広げて入れる。
- 洗剤のキャップやフタが閉まっていることを確認したら、袋に入れる。
- 混ざると危険な液体洗剤類はビニール袋を分けるか、違うダンボールに入れる。
- 緩衝材を使って液漏れを防ぐ方法
- 【スプレータイプ】
・レバーの下に緩衝材を巻いて握れないようにする。
【ポンプ式のボトル】
・ヘッドの下に緩衝材を巻いてポンプを押せない状態にする。
洋服


洋服は大ダンボールと引越し業者のハンガーボックスを使って梱包します。
ハンガーにかかっている洋服はハンガーボックスで梱包する
ハンガーにかかっている洋服は、引越し当日に業者が用意するハンガーボックスを使うことで簡単に梱包可能です。ハンガーにかけたまま収納できるので、シワにならず、梱包する手間も省けます。
衣装ケースはそのまま運べる
衣装ケースに入っている洋服はそのまま運ぶことができます。ただし以下のものが入っていると運べないため、事前に確認しておきましょう。
- 割れ物
- 貴重品
- 液体のもの
引出しタイプのものは運搬中に開いてしまわないようにテープで止めておくと安心です。使用するテープは、粘着力の弱い養生テープを推奨します。(クラフトテープや布テープを使うと粘着剤が残ってしまう可能性がある)
養生テープを貼って行き先(アルファベットや数字など)を書いておくと当日作業員が運ぶ際にスムーズです。
その他の服はダンボールで梱包
その他の服は大ダンボールに入れて梱包します。新居で収納する場所ごとに梱包しておくと荷ほどきが簡単です。
アクセサリー



アクセサリーの梱包はチャック付きの袋とプチプチで梱包します。
ネックレスの梱包方法
- 装飾品が付いている場合はプチプチを使って梱包しておく。
- チャック袋にネックレスを入れる。
- ネックレスの引き輪の少し下の部分をチャックで止めて固定する。
- 2本入れる場合は袋の端と端に1本ずつ入れる。
イヤリングの梱包方法
- チャック袋に入る程度の大きさにプチプチを切る。
- 切ったプチプチにイヤリングのフックやピンを引掛けて固定する。
(キャッチがある場合は付けて固定する) - イヤリングを引掛けたプチプチをチャック袋に入れる。
- 同じ袋に2セット入れる場合は、イヤリング同士が接触しないように向きを反対にして入れる。

梱包済みのチャック袋が複数できた場合は、大きな袋にまとめておくと荷ほどきが楽です。
アクセサリーの梱包方法は以下の記事で詳しく解説しています。
引出しが付いているタンス(プラスチック製)・ラック

引出しが付いているタンス(プラスチック製)やラックは養生テープで引出しを止めます。
引越し業者に依頼している場合は、家具専用の「パット」という資材で梱包してくれます。引出しを止める前に以下のものが入っていないか確認しておきましょう。
- 割れ物
- 貴重品
- 液体のもの
確認ができたら引出しを粘着力の弱い養生テープで止めましょう。引出しの前面に養生テープを貼り、行き先(アルファベットや数字など)を書いておくと当日作業員が運ぶ際にスムーズです。

木製品のタンスやラックはテープを貼ると塗装面が剥がれることがあるため注意が必要です。
布団

布団は引越し業者が用意する布団袋使って梱包します。
- 布団をキレイに畳む。
- 布団袋を広げて入れる。
(敷布団・掛布団・毛布・枕など一式入る大きさになっている)

布団以外でも、クッション・ぬいぐるみを梱包するのに役立ちます。
ふとん圧縮袋を活用しよう
布団袋の他にも100均やホームセンターで購入できる「ふとん圧縮袋」がオススメです。圧縮袋に布団を入れて空気を抜けば厚みは半分以下になり、トラックに積める荷物の量が増えます。
引越し後、季節外れの布団を圧縮した状態で収納しておけば、収納スペースの空間を確保できます。
書籍

書籍は小ダンボールに入れて梱包します。
書籍は必ずダンボールに入れて梱包してください。ヒモで縛ると書籍がキズついたり、積み込み中にヒモがほどけてしまうトラブルがあります。
ダンボールを作る際には粘着力の強い「布テープ」で組み立てると底抜けの心配がありません。テープの止め方は簡単で強度の強い十字止めを推奨します。

- 書籍を横にしてダンボールに入れる。
(立てて入れると表紙や端に負荷が掛かり、キズの原因になる) - 隙間ができた場合は緩衝材を詰めて動かないように固定する。

書籍はダンボールに入れるとかなりの重量です。自分で持ち上げられる程度に収めましょう。
絵画




絵画はエアキャップとダンボールを使って梱包します。
- 絵画を巻ける大きさにエアキャップを切る。
(エアキャップは少し大きめに切っておくと失敗しにくい) - 広げたエアキャップの中心に絵画を置いて包む。
- 上下と真ん中の3か所をテープで止める。
(養生テープを使うと、引越し後簡単に剝がせます) - ダンボールの1辺をカッターで切って広げる。
- 広げたダンボールの中心にエアキャップで包んだ絵画を置く。
- 絵画の大きさに合わせてダンボールを片方ずつ折る。
- 布テープかクラフトテープを使って左右2か所ずつ、真ん中の1か所を止めれば完成。

梱包した絵画の面側に「前面・ガラス注意」と記入しておきましょう。
靴



靴は大ダンボールに入れて梱包します。
- 大ダンボールに横向きにした靴を互い違いに入れる。
- 1段目を入れたら梱包用紙か新聞紙を敷いてから2段目を入れる。
- 3段目も入る場合は、同じように梱包用紙などを敷いてから入れる。
装飾品が付いているパンプスなどは個別で包む



装飾品が付いているものは梱包用紙で包んでおくと安心です。
- 広げた梱包用紙の中心に靴を横にして置く。
- 梱包用紙で一足ずつ包む。
- 横にしてダンボールに入れる。
まとめ:適切な梱包方法で効率よく梱包作業を終わらせよう
今回は荷物の梱包方法を34項目に分けて解説しました。引越し当日までに荷物の梱包ができていないと、以下のトラブルが考えられます。
- 荷物を運んでもらえない
- 引越しがスムーズに終わらない
- 荷物が破損してしまう
引越しにおいて荷物の梱包は非常に重要です。梱包方法が分からなくて作業が進まない人は、この記事を参考にして効率よく梱包作業を終わらせましょう。
自分で荷物の梱包をするのが難しい人は、引越し業者に依頼してください。正しい梱包方法でスピーディーに荷物の梱包を行ってくれます。
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お皿の箱詰め方法は以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
グラスの箱詰め方法は以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
引越し手続きがまだ終わっていない人は以下の記事へ