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【引越し準備】タンスの中身の対策方法4選|タンスの種類別に注意点を解説!

タンスの中身の対策方法 アイキャッチ画像
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  • 引越しするときタンスの中身は出さないといけないの?
  • タンスの中の衣類を梱包するのは面倒だな…
  • タンスを運ぶときの注意点はある?

引越し業者に依頼すれば、基本的にタンスの中身はそのままでも運搬してもらえます。ただし貴重品や火器類、液体などが入っていると運搬ができないため、事前にタンスの中身を確認しておく必要があります。

初めまして引越し屋のミツイです。

私は大手引越企業で2年間ノウハウを学び、現在は愛知県の中小企業で16年間、引越しのプロとして仕事をしています。

2,500件以上の引越し作業と、300件以上の梱包作業の経験があります。

この記事では、タンスを引越しする際の注意点を解説。この記事を参考にすれば、効率良くタンスを引越しする方法が分かります。

洋服タンスに掛かっている服は、引越し当日に業者が用意する「ハンガーボックス」に梱包します。整理タンスは中身が入ったままでも運搬可能です。和タンスの着物は「着物ボックス」や着物専用の箱に梱包するとシワなく運べます。

タンスの中身の対策方法4選

タンスにぎっしり入った衣類

タンスの引越しをするときに必要な中身の対策方法は下記4つです。タンスの種類や引越し条件によっては、タンスの中を梱包してもらう場合があります。依頼する業者によって対応が異なるため、事前に確認しておくことが大切です。

  • 引越しを依頼する業者に確認する
  • 洋服タンスの服はハンガーボックスで梱包する
  • 整理タンスは基本的に中身が入ったまま運搬する
  • 和タンスの着物は梱包が必要

引越しを依頼する業者に確認する

引越し業者に依頼する場合は、事前にタンスの中身を出す必要があるのか確認しておきましょう。基本的には中身が入ったままでも運搬可能だが、業者によっては、タンスの中身を全て出さないと運んでもらえないケースがあります。

引越し業者別タンスの中身の対応

ここでは、引越し大手7社のタンスの中身についての対応をまとめました。業者選びの参考にしてください。

引越し業者タンスの中身についての対応
サカイ引越センタータンスの中の物はそのままで運べます
アート引越センターそのままでも良い場合とダメな場合があります
ハート引越センタータンスの衣類はそのまま運べる物もあります
アリさんマークの引越社タンスの中身をケースに移してください
アップル引越センター引出しの部分は洋服を入れたままで大丈夫です
アーク引越センタータンスの中の物はそのままで運べます
日本通運そのままでも良い場合とダメな場合があります

洋服タンスの服はハンガーボックスで梱包する

洋服タンスに掛かっている服は事前に梱包する必要はありません。引越し業者のほとんどが、ハンガーに掛けたまま服を梱包できる「ハンガーボックス」を用意しているからです。引越し当日、作業員がハンガーボックスを使って服を梱包してくれます。

服以外の小物やアクセサリーが入っている場合は、ダンボールに梱包しておきましょう。

整理タンスは基本的に中身が入ったまま運搬する

整理タンスは中身がそのままでも運搬可能です。タンスの大きさや重量、搬出・搬入条件によっては、中身を梱包してもらう場合があります。また、階段を通すのが大変な場合や、外から吊り上げ・吊り下げ作業をする場合は、お客様の了承を得てから引出しを抜かせてもらいます。

作業員が引出しを開けてもいいように、貴重品や見られたくない下着などは事前に梱包しておきましょう。

和タンスの着物は梱包が必要

和タンスに入っている着物は事前に梱包が必要です。タンスを運ぶときは斜めにしたり、立てたりするため、着物が動きシワがついてしまうからです。引越し業者が用意する「着物ケース」や着物専用の箱を使って運搬すれば、大切な着物をシワなくキレイに運べます。

専用のケースや箱がない場合は自分で作ることも可能です。着物の梱包については下記の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

≫引越しのプロが実践するダンボールで着物を梱包する方法【写真付きで解説】

タンスに入っていると運べない5つのもの

タンスに入っていると運べないもの

タンスの引越しをする際は、衣類以外のものが入っていると運搬してもらえません。必ず出しておくべきものは下記5つです。

  • 貴重品
  • 火器類
  • 割れ物
  • 液体類
  • 下着類

貴重品

現金、有価証券、宝石貴金属、預金通帳、キャッシュカード、印鑑などの貴重品は、国土交通省が定めた「標準引越運送約款」に基づき運搬ができません。紛失や盗難に発展した事例もあるので、必ず貴重品は自分で梱包、管理しておきましょう。

標準引越運送約款とは

引越し業者とお客様のトラブルを防ぐために作られた引越のルールです。約款は見積もり時に提示されます。

火器類

ライター、オイル、ガスボンベなどの火器類は、貴重品と同じく約款に基づき運搬できません。トラックのコンテナは夏場だと非常に高温となります。発火の可能性がある危険物は必ずタンスから出しておきましょう。

割れ物

食器類や鏡などの割れ物をタンスに保管している場合は、事前に取り出しておきましょう。なぜならタンスを運搬する際は、斜めに倒したり、立てたりするため、割れ物が入っていると破損してしまうからです。

液体類

飲料、シャンプー類、洗剤、化粧品などをタンスに保管している場合は、事前に取り出しておきましょう。運搬中にフタが外れて液体がこぼれ、大切な衣類汚してしまう可能性があるからです。

下着類

ブラジャーやパンツなどの見られたくない下着類は、必ず自分でダンボールまたは手持ちのバッグなどに梱包してください。実際に引越し中に下着が盗まれた事例があるため要注意です。

タンスの分解や吊り上げ・吊り下げ作業が必要な場合は、作業員が引出しを抜き出します。いつタンスを開けられてもいいように、事前に下着類を取り出しておきましょう。

タンスの中身の梱包方法

洋服を衣装ケースに詰めている

引越し業者にタンスの中身を出す指示を受けた場合は、引越し当日までにタンスの中身を梱包しなければなりません。衣装ケースや引越し業者が用意する「ハンガーケース」などを使って、効率良くタンスの中身の梱包をしましょう。

ハンガーに掛かっている服は引越し当日梱包する

洋服タンスに掛かっている服は、引越し当日に作業員がハンガーケースを使って梱包してくれます。ハンガーケースを使えば、服を梱包する手間が省け、スーツやコートなどもシワなくキレイに運べます。

衣装ケースを用意して衣類を移す

衣装ケースを用意できる人は、タンスの衣類を衣装ケースに移すのが良いでしょう。衣装ケースであれば、中身が入った状態でも業者に運んでもらえます。

衣装ケースを運ぶ際の注意点

タンスと同様に、貴重品、火器類、割れ物、液体が入っていると衣装ケースの運搬ができません。衣装ケースには、必ず衣類だけを移すようにしましょう。

衣装ケースを運搬するコツ

衣装ケースを運搬するときは、運搬中に引出しが開かないようにテープで止めておきます。使用するテープは粘着力の弱い「養生テープ」がオススメです。粘着力の強い「布テープ」で止めてしまうと、衣装ケースに粘着剤が残ってしまう場合があります。

各種テープの詳細は下記の記事で確認できます。

≫【引越し準備】作業効率が上がる13の道具を引越しのプロが解説!

収納場所ごとに分けて衣類を梱包

衣類を梱包するときは、新居の収納場所ごとに大ダンボールに詰めるのが良いでしょう。雑にダンボールに詰めてしまうと、新居で衣類を仕分けるときに時間がかかってしまいます。

不要になった服を処分する方法6選

服の断捨離をする女性

引越しを機に、劣化した服や1年以上着ていない服は処分をしておきましょう。服を処分する方法は下記6つです。

  • リサイクルショップに持ち込む
  • フリマアプリを利用する
  • 寄付する
  • 自治体のゴミに出す
  • 資源回収ボックス(リサイクルステーション)に入れる
  • ユニクロやH&Mなどの販売店に持ち込む

リサイクルショップに持ち込む

リサイクルショップに持ち込めば服の買取をしてくれます。人気ブランドであれば高価買取をしてくれる可能性が高いです。使わなくなったバッグがあれば、服とあわせて査定してもらいましょう。

フリマアプリを利用する

フリマアプリを利用すれば、着なくなった服を販売することができます。スマートフォンがあれば出品を手軽に行えるのが特徴です。店頭での買取よりも高く売れやすく、隙間時間で効率良く行えるのがメリットです。

寄付する

着なくなった服を寄付することで、リユースやリサイクル業者に買い取られた収益を、他国の支援活動にあてられます。寄付する団体によって回収できる品目や方法が異なるので、各団体のホームページから確認してください。

自治体のゴミに出す

不要になった服は自治体の資源ゴミで回収できます。回収日に合わせて服を出すだけなので、処分するのが簡単です。自治体によって細かなルールが異なるため確認しておきましょう。

資源回収ボックス(リサイクルステーション)に入れる

市区町村ごとに設置されている資材回収ボックス(リサイクルステーション)に服を入れれば、無料で回収をしてくれます。引き取った服はリユースされるか、リサイクルをして自動車の内装材や雑巾として生まれ変わります。

ユニクロやH&Mなどの販売店に持ち込む

ユニクロやH&Mなどの販売店に持ち込めば、不要になった服を回収してくれます。回収できる品目は各社異なるので確認しておきましょう。

洋服販売店リサイクルできるもの・特徴
ユニクロ・ユニクロ・GU・プラステの全商品 他社はNG
・衣類は洗濯してから持参
・貴重品等が入っていないか注意
・店舗への持参のみ 郵送不可
H&M・ブランド、状態問わずどんな服でもOK
・次回3,000円以上の購入で使える500円オフクーポンをもらえる

タンスの服以外の梱包方法

壁に掛かっている帽子とバッグ

タンスの中にアクセサリー、帽子、バッグなどが入っている場合は、紛失や破損、型崩れを防ぐために、取り出して梱包してください。高価な貴金属は必ず自分で運び、トラブルを未然に防ぎましょう。

アクセサリーの梱包方法

アクセサリーケースをお持ちの方は、ケースに入れたままダンボールに梱包してください。アクセサリーケースをお持ちでない方は、アクセサリーをエアキャップで梱包し、種類別にチャック付きの袋に梱包するのが良いでしょう。

アクセサリーの梱包方法については下記の記事で詳しく解説しています。

≫【引越し梱包】100均のグッズを使ったアクセサリーの梱包方法を解説!

帽子・バッグの梱包方法

帽子やバッグは、型崩れをしないように梱包するのが大切です。同じタイプの帽子は重ねて、頭が入る部分に丸めた新聞紙やエアキャップを詰めてつぶれないようにします。

バッグの梱包には、購入時の専用の箱を使うのがベストです。専用の箱がない場合は、バッグの底面が上下互い違いになるようにダンボールに詰めます。バッグが動かないように、エアキャップやタオルなどの緩衝材を使って、隙間をなくしておきましょう。

タンスの引越しは業者に任せる

ポーズを決める引越し作業員

引越し経験のない人がタンスの引越しを行うのは非常に難しいです。タンスの分解方法や運搬方法を理解していないと、タンスや家屋を破損してしまう可能性が高いでしょう。タンスの引越しを安全かつ確実に行うには、業者に依頼するのが最適な選択です。

ヤマトホームコンビニエンス「らくらく家財宅急便」を利用する

ヤマトホームコンビニエンス ホームページ画像
出典:ヤマトホームコンビニエンス

ヤマトホームコンビニエンスの「らくらく家財宅急便」は家具や家電を1点からでも運搬できるサービスです。他商品との混載便となるため、安い料金で家具の運搬ができます。品物のサイズによって輸送料金が明確に決まっているのが特徴です。

お取り扱い可能なタンスのサイズ

・幅・奥行き・高さの3辺合計が450㎝以下

・最長辺が250㎝以下

・天地が定められたものは高さが200㎝以下

輸送料金

輸送料金はサイズによって決められています。SSランク(最小)~Gランク(最大)まで設定されており、「幅90㎝・奥行き60㎝・高さ160㎝」のタンスを輸送する場合は、3辺の合計が310㎝となるので、Eランクに該当します。

同県内の輸送料金は下記の通りです。

ランクサイズ(三辺合計)料金(税込み)
Cランク250㎝まで7,535円
Dランク300㎝まで10,945円
Eランク350㎝まで16,555円

東京~大阪(400㎞)までの輸送料金は下記の通りです。

ランクサイズ(三辺合計)料金(税込み)
Cランク250㎝まで8,855円
Dランク300㎝まで12,375円
Eランク350㎝まで19,525円

引越し業者に依頼する

引越し業者にタンスの運搬を依頼すれば、タンスや家屋をキズつけることなく、安全に新居まで運んでもらえます。タンスが階段を通らない場合でも、外から吊り上げて搬入したり、高所作業車を使って2階以上の建物への搬入も可能です。

引越し料金を安くするコツ

引越し料金は、業者や時期によって異なります。複数の業者から見積もりを取って比較し、繁忙期を避けるのが引越し料金を安くするコツです。

≫相見積もりの取り方の詳細はコチラ

引越し料金の相場(タンスのみ)

タンスだけを運ぶ引越しの相場は下記の通りです。引越しの繁忙期(3月中旬から4月上旬)は料金が1.3倍~2倍になるので、安く引越しをしたい人は繁忙期を避けて引越しをしましょう。

同県内への引越し通常期繁忙期
タンスのみ8,000円~15,000円10,400円~30,000円
東京~大阪(400㎞)への引越し通常期繁忙期
タンスのみ12,000円~23,000円15,600円~46,000円

タンスに入っていると運搬できないものを把握しておく

ノートを見て納得する女性

引越し業者にタンスの運搬を依頼する際は、基本的に中身はそのままで大丈夫です。ただし下記5つのものが入っていると運搬ができないため、取り出しておく必要があります。

  • 貴重品
  • 火器類
  • 割れ物
  • 液体類
  • 下着類

特にトラブルになりやすいのが、貴重品の紛失や盗難です。引越し業者がタンスに貴重品が入っていることを認識していないと、補償の対象外になってしまうので注意してください。

タンスの引越しを最安値で行うには、相見積もりが必須です。複数社に見積もりを提示してもらい、料金の比較や梱包資材の有無を確認します。

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